プロジェクト管理会計研究所 古谷です。
ベスト オブ ブリードとは、
一社のシステムベンダーのスイート製品(総合された機能がパッケージ化された製品)ではなく、
業務や機能ごとに製品を組み合わせるシステム構成のことをいいます。
具体的には 生産管理、販売管理、購買管理、顧客管理など
個別のシステムを業務として活用し 財務会計へ一方通行的で組み合わせて使うような手法です。
プロジェクト管理会計を進めるにあたり
ベスト オブ ブリードがよいか、ベスト オブ スイート(統合製品)がよいかは賛否両論あるのですが
統合製品で統一すると開発工数の削減につながり、
初めからスイートとして設計されたものであれば、全体最適を考慮したビジネスプロセスを実現しやすいといえます。
僕としての意見は、 基本業務に集中してカスタマイズを意識しなければ業種に特化したスイート(統合)製品が良いと思います。なぜならばデータ連携を意識した
プロジェクト軸
取引先軸
部門軸
担当者軸
先読み予測データを取得することができます
スイート製品はビジネスモデル上 プロジェクト管理会計システムは、パッケージ製品が多く
最近トレンドのsaas形式での提供されている製品は少ないのが現状
今後 Webサービスをベースとして個別のシステムは連携技術が発展してくると思います。
これらの個別システムの連携機能を活用して
ベスト・オブ・ブリード的なシステム構築が有利になることも予想できます。
saas型の個別システムのテクノロジーも重要ですが 業務を知り尽くしたプロジェクト管理会計に特化した
サービス会社が生まれてくることを望みたいと思います。
photo by yukiharu furuya