プロジェクト経営管理基礎知識

「プロジェクト管理会計研修」のご案内―初級・中級・上級で、経営管理力を体系的に身につける

プロジェクトの収支は、担当者の経験と勘に頼りがちです。この度、プロジェクト管理会計を初級・中級・上級の3段階で学ぶ研修講座をご案内します。現場で磨いてきた手法を、体系立てて学べる場としてご活用いただければと思います。

結論、管理会計の力は、独学では体系になりにくい

結論から申し上げます。プロジェクト管理会計は、会計と現場管理と経営の3つが交わる領域であり、書籍やセミナーの断片的な知識だけでは、実務で使える形にまとまりにくい分野です。私自身、朋友建設での経験から、エンプレックス(現SCSK)でのCFO経験、独立後200社を超える支援を経て、ようやく一つの体系としてまとめることができました。

その体系を、より多くの経営者・管理部門の方に、最初から順序立ててお伝えできる場をつくりたいと考え、このたび「プロジェクト管理会計研修」を開講することにしました。初級・中級・上級の3レベルで、基礎から経営実装までを一本の流れで学んでいただけます。

支援先でよくお聞きするのは、「担当者が異動すると、案件の見方までゼロから引き継がなければならない」という悩みです。属人化した勘やコツではなく、誰が読んでも同じ結論にたどり着ける体系があれば、引き継ぎの負担も、判断のばらつきも小さくできます。研修は、その体系そのものを持ち帰っていただくことを目的にしています。

この研修は、私一人のノウハウを講義するだけの場ではなく、参加された経営者・管理部門の方々が、自社の案件を題材に、実際に手を動かしながら学ぶ場として設計しています。持ち帰っていただくのは知識そのものより、自社で使える判断の型です。

「終わってから分かる」から卒業するための研修です

会計ソフトが教えてくれるのは、案件が終わった後の「結果」です。しかし、プロジェクト型ビジネスの利益を左右するのは、進行中の意思決定にほかなりません。予算をどう組むか、原価をどう集めるか、着地見込みをどう更新するか。この一連の流れを、財務会計とは異なる「プロジェクト管理会計」の考え方として、演習を交えながら学んでいただきます。

研修では、講義だけでなく、実際の案件を想定した演習を通じて、予算の立て方や着地見込みの更新を、手を動かしながら体験していただきます。聞いて分かった気になるのではなく、自分の会社の案件に当てはめたときに、どこで判断が変わるのかを確かめられる構成にしています。

対象となるのは、コンサル・IT・建設・映像制作など、プロジェクト型事業を営む会社の経営者や役員、経営企画・経理・FP&Aとしてプロジェクト収支を任されている方、案件の粗利に責任を持つPMや事業部長など、幅広い立場の方です。SaaSの導入有無にかかわらず、経営管理力そのものを高める場としてご活用いただけます。

特に、赤字プロジェクトを「終わってから」ではなく「途中で」止めたい方、管理会計を特定の担当者任せにせず全社の共通言語にしたい方、上場準備や内部統制に向けて原価・収支管理の仕組みを整えたい方には、直接役立つ内容になっています。

もう一点、研修を通じてお伝えしたいのは、管理会計は「経理の仕事」ではなく「経営の仕事」だという視点です。数字を締めるのは経理の役割かもしれませんが、その数字をもとに次の一手を判断するのは、経営者やPMの役割です。研修では、この両者が同じテーブルで数字を語れるようになることを、一貫して意識しています。

修了時に身につく5つの力

研修全体を通じて目指すのは、次の5つの力を身につけていただくことです。1つ目は「収支を読む力」で、売上・原価・粗利・粗利率をプロジェクト単位で読み解き、問題の所在を特定できるようになります。2つ目は「予算を組む力」で、受注時に根拠のある売上・原価・粗利の予算を組み、実績と比較できる形に整える力です。

3つ目は「原価を捉える力」で、工数・外注費・経費・間接費を適切に集計し、案件別の原価を把握できるようになります。4つ目は「着地を見通す力」で、フォーキャストによって着地見込みを更新し、ズレの兆候を早期に検知して手を打てるようになる力です。

そして5つ目が「仕組みにする力」です。ここまでの4つの力を、個人の技能で終わらせず、ルール・会議体・システムに落とし込み、自社の管理会計として定着させられる状態を目指します。この5つは、初級・中級・上級それぞれの学びが積み上がった先に到達する、研修全体のゴールとして設計しています。

この5つの力は、それぞれ独立した知識というより、順番に積み上がっていく性質のものです。収支を読めなければ予算の妥当性を判断できず、原価を捉えられなければ着地を見通す土台がなく、着地を見通せなければ仕組みとして定着させる材料もそろいません。研修が初級・中級・上級という順序を大切にしているのは、この積み上がりの構造を、そのままカリキュラムに反映しているためです。

この5つの力は、経理担当者だけに求められるものではありません。PMであれば案件を進める判断に、営業であれば見積の妥当性を説明する場面に、経営者であれば複数案件を横断した投資判断に、それぞれ形を変えて活きてきます。立場が違っても、同じ5つの力を土台にすることで、社内の会話がかみ合うようになります。

初級―集める・つくる、土台づくりの全2回

初級は「集める・つくる」をテーマに、全2回9テーマで構成しています。第1回は「プロジェクトコード・予算・コストレート」です。プロジェクトコードの採番ルールや粒度、案件・契約・部門との紐づけ方から始まり、予算と実績と予想という3つの数字の関係、売上・原価・粗利の組み立て方、人件費や間接費を含めたコストレートの算出方法までを扱います。演習では、コード体系の設計とコストレート算出、案件予算の作成まで行います。

第2回は「実績データの集め方と、配賦・粗利益の考え方」です。タイムシートの入力ルールや定着しない原因と対策、外注・業務委託者の取り扱い、請求・支払依頼・稼働・経費精算という4種類のデータの集約設計、配賦する・しないの判断基準、事業部粗利益とプロジェクト粗利益の関係までを扱います。総合演習として、実績データの収集フローを描き、案件別損益から事業部粗利益を算出するところまで行っていただきます。

初級は、これから管理会計に取り組むPM・経理・経営企画の担当者を主な対象としていますが、会計の専門知識がない方でも理解できるよう、基本用語から解説する内容にしています。中級・上級の議論の土台になるレベルですので、まずは初級から通してご受講いただくことをお勧めしています。

初級で扱う内容は、地味に見えて、実は最も差がつきやすい部分でもあります。プロジェクトコードの粒度一つとっても、細かすぎれば運用が回らず、粗すぎれば案件別の採算が見えなくなります。多くの会社が、この最初の設計でつまずき、後から作り直す手間を抱えています。研修では、いくつかの業種・規模のパターンを示しながら、自社に合った粒度をその場で検討していただきます。

タイムシートの入力についても、初級の段階で丁寧に扱います。入力自体を目的化してしまうと、現場は「入力させられている」という感覚を持ちやすくなります。何のために、誰が、どの粒度で見るデータなのかを共有することが、入力の精度を左右する最初の分かれ目です。

中級―見通す・守る、フォーキャストと採算管理の全2回

中級は「見通す・守る」をテーマに、全2回9テーマです。第1回は「フォーキャストと赤字プロジェクトの撲滅」です。実績と残作業の見込みから着地を予測する仕組みづくり、赤字プロジェクトのアラート基準と是正アクション・再発防止、受注損失引当金の考え方、稼働・非稼働分析による稼働率と生産性の見方までを扱います。演習では、進行中案件のフォーキャスト更新と是正プランの検討を行います。

赤字プロジェクトの見極めについては、特に丁寧に扱います。どのタイミングで、どの数字を根拠に是正に踏み切るか。基準が曖昧なままだと、現場は動きにくく、経営は判断を先送りしがちです。アラートの基準づくりから、実際の是正アクションの検討までを演習として扱います。

第2回は「案件種別の採算と、月次締め・システム連携」です。保守運用プロジェクトの採算の見方と価格設計、売上のない社内研究開発プロジェクトの予算・工数管理、仮締め・本締めの取り扱い、財務会計ソフトウェアとの連携、経営会議で使えるBIレポートの作り方までを扱い、総合演習として月次締めからレポート作成までの一連の設計を行います。

中級は、管理会計の運用を担う事業部長やPMO・FP&A担当者を主な対象としています。初級で組んだ予算や集めた実績データを、実際に「見通し、守る」段階へと使いこなすための回です。

フォーキャストの更新は、頻度や粒度を誤ると、現場の負担ばかりが増えて長続きしません。研修では、更新の頻度をどう決めるか、どの項目を残作業として見積もるか、実績が確定していない段階でどこまで踏み込んで予測するかといった、運用設計の勘所も扱います。理論としての着地予測ではなく、毎月続けられる形にするための工夫を、具体的にお伝えします。

保守運用プロジェクトや社内研究開発プロジェクトの採算は、通常の受託案件とは違う見方が必要になります。売上が立たない、あるいは継続的に発生する案件の採算を、どう予算・工数管理の対象として扱うか。多くの会社が後回しにしがちなこの領域も、中級では正面から扱います。

上級―仕組みにする、業種・システム・組織設計の全2回

上級は「仕組みにする」をテーマに、全2回7テーマです。第1回は「業種別の管理会計と、CRM・システム全体像」です。コンサルティングサービスにおける稼働・単価・契約形態と収益管理、建設業・不動産における工事・物件単位の原価管理、営業情報を案件・予算・フォーキャストにつなぐBtoB CRMの活用、フロントシステムとバックシステムの役割分担とデータ連携までを扱い、演習では自社のシステム構成図を描き、分断点を洗い出していただきます。

第2回は「ワークフロー・グループウェアとアドミニストレーター、総合演習」です。申請・承認・統制のためのワークフロー設計、情報共有・業務・管理会計を束ねるグループウェアの考え方、運用を支えるアドミニストレーターの役割・スキル・権限・育成までを扱います。最終回では、3レベルの学びを自社の導入ロードマップに落とし込み、自社のプロジェクト管理会計の設計案を発表していただきます。

上級まで通して受講いただいた方には、この最終発表の機会が、学んだ内容を自社に当てはめて言語化する、最初の一歩になります。学んだ内容を自社に当てはめて言語化するところまでを、講座の中で一度経験しておくことが、受講後の定着を大きく左右すると考えています。上級は、全社導入を担う経営者・役員・CFOを主な対象としています。

業種別の管理会計を扱う理由は、コンサルティングと建設業とでは、原価の発生の仕方も、契約の形も大きく異なるためです。稼働型のビジネスでは人の時間そのものが原価になりますが、工事や物件を扱う業種では、資材や外注費の比重が大きくなります。自社の業種に近い事例を通じて学ぶことで、初級・中級で身につけた考え方を、実際の自社の数字に置き換えやすくなります。

アドミニストレーターという役割についても、上級で明確に定義します。管理会計の仕組みは、作った直後がもっとも整っており、運用する中で少しずつ崩れていくものです。誰が、どのタイミングで、その崩れに気づき、直すのかを決めておかなければ、仕組みは長続きしません。

現場で実際につまずくところを、そのまま扱います

このカリキュラムは、机上の原価計算の解説にとどめず、200社を超えるコンサルティングの現場で実際につまずいてきたポイントを、そのまま教材にしています。たとえば、配賦をどこまで細かく行うかは、正解が一つに決まる話ではありません。事業部粗利益とプロジェクト粗利益の関係を、どこまで厳密に対応させるかによって、現場の納得感も、集計にかかる手間も変わってきます。

もう一つよくある悩みが、タイムシートの定着です。入力してもらえない、精度が上がらないという声を数え切れないほど聞いてきました。研修では、入力ルールの設計だけでなく、現場が入力したくなる運用や、定着しない典型的な原因についても具体的に扱います。

各回には演習とディスカッションを組み込んでおり、コード体系の設計やコストレートの算出、案件別損益から事業部粗利益を算出する総合演習など、持ち帰ってすぐに使える形で身につけていただけるよう設計しています。こうした「どちらの判断もあり得る」論点について、判断の軸そのものを持ち帰っていただくことを重視しています。

赤字プロジェクトの見極めについても同様です。どのタイミングで、どの数字を根拠に是正に踏み切るか。基準が曖昧なままだと、現場は動きにくく、経営は判断を先送りしがちです。研修では、アラートの基準づくりから、実際の是正アクションの検討までを演習として扱います。基準を数字で示すことは、現場を追い詰めるためではなく、早めに手を打てる状態を、みんなで安心して共有するためのものだと考えています。

こうしたつまずきの多くは、正しい知識が足りないというより、自社に合わせて調整する経験が不足していることから生まれます。研修では、一般的な考え方を示すだけでなく、受講者ご自身の会社の状況を演習の中で持ち寄っていただき、その場で調整の仕方を一緒に検討する時間を大切にしています。

リアルコースとオンラインコース、働き方に合わせて選べます

受講形式は、会場で対話しながら学ぶリアルコースと、場所を選ばず参加できるオンラインコースの2つから選べます。カリキュラムと料金は共通で、リアルコースは講師や他の受講者との議論やグループワークの発表を重視し、オンラインコースはブレイクアウトルームでの演習を交えながら、移動の負担なく受講できます。

リアルコースでは、講師・他の受講者と対面で議論することで気づきを深められるほか、受講者同士のネットワークが広がるという利点もあります。学習に集中できる環境で、腰を据えて学びたい方に向いています。オンラインコースは、自宅やオフィスから参加でき移動時間がかからないほか、遠方の拠点や複数拠点のメンバーが同じ場で学べる点が特長です。

どちらの形式でも、演習やグループワークは省略していません。リアルコースでは対面ならではの議論の熱量を、オンラインコースではブレイクアウトルームでの対話を通じて、一人で教材を読むだけでは得にくい「他社はどう考えているか」という視点にも触れていただけます。集中して学びたい方はリアルコース、業務との両立を優先したい方はオンラインコースと、目的に応じてお選びいただければと思います。

なお、内容や料金に差はありませんので、途中でリアルからオンラインに切り替えたいといったご相談にも、可能な範囲で対応します。まずは働き方や社内の事情に合わせて、無理のない形式を選んでいただければと思います。複数拠点をお持ちの会社では、初級はオンラインで全拠点まとめて受講し、上級だけはリアルで集まって議論する、といった組み合わせ方をご相談いただくこともあります。

受講料と、受講開始までの流れ

受講料は、初級・中級・上級すべてを含む1セットで30万円(税別、1名)です。テキストや演習教材一式、修了証の発行も含まれます。複数名でのお申込みや、貴社に合わせた企業内研修としての貸切開催にも対応しています。開催日程は決まり次第ご案内する形となっており、講座のご案内をご希望の方は、まずはお問い合わせフォームからご連絡ください。

お申込み後、2営業日以内に担当者より開催日程やお支払い方法などの詳細をご案内し、お手続きが済み次第、初級から順に受講を開始していただきます。事前に教材とご案内をお送りしますので、当日は演習に集中して臨んでいただけます。

複数名でのお申込みや、貴社に合わせた企業内研修としての貸切開催では、参加人数や、扱ってほしい課題に応じてカリキュラムの重点を調整することも可能です。全社での共通言語づくりを目的とする場合は、企業内研修の形が特に効果を発揮します。

なお、eMplex PBMの導入をすでにご検討中の方には、導入支援やコンサルティングメニューとあわせたご相談も承っています。研修と実装支援を組み合わせることで、学んだ内容を自社の運用に落とし込むまでの距離を、さらに縮めていただけます。

研修の対象になるのは、初めて管理会計に取り組む会社だけではありません。すでに何らかの形で予算管理を行っている会社でも、その運用が属人化していたり、部門ごとにやり方がばらばらだったりするケースは少なくありません。そうした会社にとっても、いったん体系に立ち返り、共通の言葉と手順を揃え直す機会として、研修をご活用いただけます。

開催日程は現時点で調整中の部分もありますが、講座のご案内をご希望の方には、決まり次第優先してご連絡しています。「まだ日程が決まっていないから」と様子を見るのではなく、まずはご案内をご希望いただくところから始めていただければと思います。

講師について

本講座は、株式会社プロジェクト・イノベーション代表取締役CEOであり、プロジェクト管理会計士でもある古谷幸治が講師を務めます。不動産建設業の財務からキャリアをスタートし、ITCRMソフトウェア会社では取締役CFOとして経営管理・上場準備を担当しました。その後、プロジェクトバジェット・マネジメントシステム「eMplex PBM」を開発し、映像制作・ソフトウェア開発・SIer・ITサービス業などでの経験から、プロジェクト管理会計の手法を体系化しました。

上場企業の経営企画責任者を経て、2020年に株式会社プロジェクト・イノベーションを設立し、以来のコンサルティング実績は200社を超えます。財務・現場・経営という3つの立場を実際に経験してきたからこそ、教科書的な解説にとどまらない、実務で使える形での講義ができると考えています。

この経歴の中で一貫していたのは、財務の立場からだけでは、現場の実態は見えないという実感でした。CFOとして数字を締める立場にいながら、現場で何が起きているかが見えないもどかしさを、何度も経験してきました。逆に、現場の実務だけを知っていても、経営会議で数字として説明できなければ、意思決定にはつながりません。この両方の視点を行き来できることが、研修で扱う内容の特徴だと考えています。

研修の場では、成功事例だけでなく、うまくいかなかった導入の事例もお伝えするようにしています。仕組みを整えても定着しなかった会社には、共通してつまずくポイントがあります。良い事例だけを聞くと、自社にもそのまま当てはまる気がしてしまいますが、失敗の事例を知ることのほうが、実際の導入では役に立つことが多いというのが、これまでの実感です。

会計の知識がない方にも、設計した内容です

「会計の専門知識がないので不安」という声もよくいただきますが、初級は基本用語から解説する内容にしていますので、経理や経営企画以外の、PMや事業責任者の方にも安心してご参加いただけます。初級・中級・上級は体系的に学んでいただく1セットを基本としていますが、すでに基礎知識をお持ちで特定のレベルのみをご希望の場合は、個別にご相談いただければ対応いたします。

初級・中級・上級を通して学ぶことで、経理担当者と現場のPMが、同じ言葉で案件の状況を語れるようになることを目指しています。専門用語を知っているかどうかではなく、判断の軸を共有できているかどうかが、組織の管理会計力を決めると考えています。

欠席された場合の振替やフォローについても、お申込み後のご案内時に個別にご相談いただけますので、業務との兼ね合いで不安がある方も、まずはお気軽にお問い合わせください。

研修の中では、専門用語が出てくるたびに、日常の言葉に置き換えて説明することを心がけています。たとえば「配賦」という言葉一つをとっても、なぜそれが必要なのか、しなかった場合に何が起きるのかを、具体的な案件の例で確認しながら進めます。用語を覚えることが目的ではなく、その用語が指している判断を、自分の言葉で説明できるようになることを目指しています。

よくある質問にお答えします

複数名で受講したい、社内研修として実施したいというご相談も多くいただきます。人数や課題、ご希望の受講形式に合わせて、カリキュラムの重点を調整することも可能ですので、まずはお問い合わせください。全社で足並みを揃えて管理会計を導入したい会社にとって、企業内研修は特に効果を発揮する形です。

リアルコースとオンラインコースで、内容に違いはありますかというご質問もよくいただきます。カリキュラムと料金は共通で、演習もどちらの形式でも実施します。リアルは対面での議論や交流、オンラインは場所を選ばない受講しやすさが特長です。目的に応じて、あるいは受講者の所在地に応じて、無理のない方を選んでいただければと思います。

eMplex PBMを導入していなくても受講できますかというご質問には、はい、SaaSの導入有無に関わらず受講いただけますとお答えしています。本研修は、ツールに依存しない管理会計の考え方と運用力を学ぶ場です。導入をご検討中の方には、研修とあわせて導入支援やコンサルティングメニューのご相談も承っています。

初級・中級・上級を個別に受講することはできますかというご質問については、本コースは体系的に学ぶ「1セット」を基本としていますが、すでに基礎知識をお持ちで特定のレベルのみをご希望の場合は、個別にご相談いただければ対応いたします。まずは、どのレベルからの受講が自社に合っているか、率直にご相談いただければと思います。

欠席した場合はどうなりますかというご質問には、やむを得ず欠席される場合の振替やフォローについて、お申込み後のご案内時にご相談いただける旨をお伝えしています。業務の都合で予定が変わりやすい方でも、参加しやすい形を一緒に考えますので、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

プロジェクト管理会計は、独学では体系になりにくい一方で、体系として身につければ、案件ごとの意思決定の質を確実に変えていける領域です。今回ご案内した研修講座は、私がこれまでの実務の中で体系化してきた内容を、初級・中級・上級という順序立てた形でお伝えするものです。

研修で学んだ考え方は、eMplex PBMのようなツールの有無にかかわらず活きるものですが、日々の予算・実績・着地見込みを同じ画面で追える仕組みと組み合わせることで、学びはより早く現場に定着します。プロジェクトの数字を、経営の武器にする一歩として、ぜひ研修のご案内をご覧ください。

「終わってみないと分からない」経営から、「途中で見通し、途中で手を打てる」経営へ。その転換を、体系立てた学びの場から始めていただければ幸いです。

最後になりますが、この研修は「正解を教える」場ではなく、「自社にとっての正解を見つける」ための場だと考えています。配賦の粒度も、フォーキャストの更新頻度も、会社の規模や業種によって最適な答えは変わります。研修で得た判断の軸をもとに、自社にとってちょうどよい運用を見つけていただくことが、最終的なゴールです。

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